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「食べられる培養肉」が日本初めて誕生しました。
作成したのは「竹内昌治教授(東京大学)」と「日清食品ホールディングス」等のグループ。
今回、作成され話題になった「培養肉」は実際に人が食べても大丈夫な素材と技術を使って牛肉から作られているそうです。
下に埋め込んだ動画では「培養肉」に関する説明が詳しくされています。
グループでは、3年後には100グラム程度の培養肉のステーキを実現したいとしているそうです。
培養肉の味は?
味に関しての報道はNHKが出しており、下記の引用の通り。
29日に東京大学で試食が行われ、培養肉を湯せんで加熱したあと、研究者たちが何度もかみしめながら味や食感などを確かめました。日清食品ホールディングスの研究員、古橋麻衣さんは「しっかりとしたかみ応えだった。味はまだ牛肉とは言えないかもしれないが、あっさりとしたうまみ成分がじわっと感じられた」と話していました。
NHK
まだまだ、おいしいとは言えなさそうな感想ですね。
海外では2013年に世界初の培養肉の味見がされている
調理前の生の筋組織は黄色っぽい色をしていたが、ヒマワリ油を熱した小さなフライパンに落とすと、すぐにジュージューと音を立て始めた。たちまち牛肉の焼ける匂いが漂い、試食役の口に唾が湧いてきた。~~しばらく噛んでからついにのみ下したあとも、3人は問題なくぴんぴんしていた。ほんの小片だったので味はたいして確認できなかったが、少なくとも肉らしい風味は感じられた。
ナショナル ジオグラフィック
2013年8月、英国ロンドンで世界初の「人工肉バーガー」の試食会が開かれたのを知っているだろうか。素材は牛の幹細胞をシャーレで培養して人工的に製造されたものだ。試食会の参加者は「肉のジューシーさは無いが、食感は完璧だ」、「脂肪分がなく赤身の肉という感じだが、普通のハンバーガーを食べているようだ」と語った。
東洋経済ONLINE
イスラエルでは培養肉の製造工場がオープン
今年中には、イスラエルのスーパーには培養肉が並ぶ予定だとか。
イスラエルで動物から採取した細胞を培養して作る培養肉の製造工場がオープンしたそうだ。その工場では、1日に500キロの培養肉を生産することができる。ハンバーガーで換算すると5000個に相当する量だ。培養肉工場をつくったのは、イスラエルに拠点を置くバイオテック企業フューチャー・ミート・テクノロジーズ社。同社は今、そうした培養肉を2022年にスーパーマーケットの棚に並べるべく準備を進めている。
カラパイア
シンガポールでは既に「培養肉のチキンナゲット」が販売開始していた
ニワトリの羽の細胞から培養された人工的な鶏肉の販売が、世界で初めてシンガポールで始まった。マーク・ニコルソン氏は「私も試食したが、従来の鶏肉だと言われても分からない。1月以降、供給に合わせて定番メニューにしたい」。価格は1皿23シンガポールドル(約1800円)で、高級鶏肉の料理と同じ程度の値段という。
朝日新聞