令和元年となる今年も後、半月たらずとなった2019年12月12日。
清水寺で発表される、毎年恒例の『今年の漢字』が【令】になると発表され話題になっています。
令和元年という事もあり、【令】という漢字はなんとなくわかる所にもなりますが、それ以外にも様々な意味もあるようです。
【令】今年の漢字(2019)の意味や理由は?

2019年、令和元年の「今年の漢字」は【令】
「今年の漢字」は、公募により決まり今年の【令】は総応募数、21万6325 票の中から3万427票を集めて1位になりました。
1位であるという事はもちろんの事、【令】に選ばれた主な理由として下記のようなものがあるようです。
- 「新元号(令和)決定が新たな時代の幕開けを告げた1年であること」
- 「令和は日本の古典から初めて出典された元号であり、日本の伝統文化を再認識する機会になった」
- 「法令、改正による消費税増税、芸能界の不祥事など法令遵守に対する意識の高まり」
- 「災害による警報の発令」などが挙げられた。
(法「令」改正、法「令」順守、警報発「令」、避難命「令」)
その他候補ランキング
2位は「新」
3位は「和」
4位は「変」
5位は「災」
6位は「嵐」
7位は「水」
8位は「風」
9位は「天」
10位は「税」
過去の「今年の漢字」
引用:wikipedia
2018年「災」
- 平成30年北陸豪雪、西日本豪雨、大阪府北部地震など自然災害の脅威を痛感した年
- スポーツ界のパワハラ問題や財務省の問題などの人為的災害が顕著であったこと。
- 「災害級の暑さ」という表現が気象庁によって用いられたこと。
- 免震装置のデータ偽装、「スーパーボランティア」の活躍など、災害に対する意識に影響する出来事があったこと。
- 「災」は2004年以来、14年ぶり2度目の選出である。
2017年「北」
- 北朝鮮による、度重なるミサイル発射や実験強行による、朝鮮半島情勢の緊迫化。
- 九州北部豪雨による甚大災害の発生。
- 北海道産ジャガイモ不作による影響でポテトチップスの販売が一時停止となったこと。
- 大谷翔平となど、北海道日本ハムファイターズの動向に関心が高まったこと。
- 北島三郎が所有する競走馬キタサンブラックの活躍。
- 葛飾北斎展覧会が日本国内で盛況であったこと。
2016年「金」
- リオデジャネイロオリンピックでの日本人選手の金メダルラッシュ
- MLB・イチローの通算3000安打達成や伊調馨の五輪4連覇などの金字塔が打ち立てられた。
- 舛添要一前東京都知事の政治資金私的流用、豊洲市場移転延期や東京オリンピック会場見直しなどの東京都の財政や税金運用に関する問題、富山市議会を始めとする地方議会議員の政務活動費の不正運用の発覚やそれに伴う議員の辞職など「政治とカネ」にまつわる問題が顕著になったこと。
- 日本銀行によるマイナス金利などの金融政策が注目を集めたこと。
- 金髪でお金持ちの不動産王・ドナルド・トランプがアメリカ大統領選挙に当選。
- YouTubeで「PPAP」の動画が世界的に大ヒットしたピコ太郎の衣装が全身金色であること
- 「金」は2012年以来4年ぶり3回目の選出となった。
2015年「安」
- 安倍内閣による安保関連法案の成立が注目を集めたこと。
- 韓国人による靖国神社爆発テロ事件や旭化成によるマンション傾斜問題など住環境や暮らしに対する不安。
- TPPに伴う食の安全への関心の高まり。
- お笑い芸人・とにかく明るい安村のギャグ「安心して下さい、穿いてますよ」の流行。
2014年「税」
- 17年ぶりの消費税増税とそれに伴い生活環境が大きく変化したこと。
- 森貫主は「国民の多くが税に厳しい目を持っているということではないか」
2013年「輪」
- 2020年夏季五輪の東京招致成功。
- 東北楽天ゴールデンイーグルスが球団創設以来初となる日本一達成、東北に歓喜の輪が作られたこと。
- 台風第26号による伊豆大島災害や台風第30号によるレイテ島(フィリピン)災害に対する日本各地並びに世界各国からの支援の輪が広がったこと。
2012年「金」
- 東京スカイツリーの開業、ロンドン五輪でのメダルラッシュ、山中伸弥のノーベル賞受賞など数々の「金字塔」が打ち立てられた。
- 932年ぶりに全国的に観測された金環日食
- 21世紀最後の金星の太陽面通過
- 消費税や生活保護など「カネ」に関わる問題の多発。
- 「金」は2000年にも選出されており、初めて複数回選出された漢字になった。
2011年「絆」
- 多くの日本人が、「絆」の大切さを改めて感じた1年だったこと
(東日本大震災をはじめ、台風などによる大雨被害、ニュージーランド地震、タイ洪水など国内外における大規模自然災害の発生やワールドカップに優勝したサッカー日本女子代表「なでしこジャパン」の活躍など)
2010年「暑」
- 熱中症にかかる人が多発。これに伴い野菜価格が高騰し、熊なども人里に出没。
- 1万℃の突入温度から宇宙探査機「はやぶさ」が帰還。
2009年「新」
- 自由民主党と公明党に替わる民主党を中心とした鳩山由紀夫新政権発足。
- アメリカのバラク・オバマ新大統領就任。
- 裁判員制度や高速道路料金割り引きなど、様々な新制度の施行。
- 新型インフルエンザの流行。
- スピード社の高速水着による競泳の世界新記録ラッシュ。
- イチローの9年連続200本安打の新記録。
2008年「変」
- 日本の内閣総理大臣交代やアメリカのオバマ次期大統領の演説「チェンジ(変革)」。
- 株価暴落や円高ドル安などの経済の変化。
- 世界的規模の気象異変による地球温暖化問題の深刻化。
- スポーツや科学の分野での日本人の活躍に表れた時代の変化。
2007年「偽」
- 不二家をはじめ、「白い恋人」や「赤福餅」など、食品表示偽装が次々と表面化。
- 年金記録問題の発覚。
- 防衛省の汚職事件の発覚。
- テレビ番組『発掘!あるある大事典II』による捏造問題。
2006年「命」
- 悠仁さま誕生。
- 臓器移植事件、医師不足などによる命の不安。
2005年「愛」
- 愛知県で愛・地球博(万博)の開催。
- 紀宮清子内親王と黒田慶樹が結婚。
- 卓球の福原愛の活躍をはじめ、「あいちゃん」という愛称の女性の活躍が目立ったこと。
- 親が子を、子が親をなど「愛の無い事件」が目立ったこと。
2004年「災」
- 新潟県中越地震、新潟・福島豪雨、福井豪雨、台風23号をはじめとする台風の連続上陸、浅間山の噴火など、国内で自然災害が多かったこと。
- 美浜発電所の事故や三菱リコール隠し。
2003年「虎」
- 阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝。
- イラク戦争の勃発、「虎の尾を踏む」ような自衛隊イラク派遣。
2002年「帰」
- 初の日朝首脳会談により、北朝鮮に拉致された日本人が日本に帰国。
- 日本経済がバブル期より以前の水準に戻る。
- レトロソングのリバイバルヒット。
2001年「戦」
- アメリカ同時多発事件発生。
- 当時のタリバーン政権が首謀者引き渡しに応じなかったことをきっかけにアメリカのアフガニスタン侵攻が始まる。
2000年「金」
- シドニーオリンピックで、女子フルマラソンの高橋尚子、女子柔道の田村亮子が金メダル。
- 金大中と金正日による初の南北首脳会談。
- 長寿姉妹のきんさんぎんさんの成田きんが逝去。
- 二千円紙幣誕生。
1999年「末」
- 1000年代、1900年代、1990年代の最後。
- 東海村JCO臨界事故発生。
- 翌年への「末広がり」の期待を込めて。
1998年「毒」
- 和歌山毒物カレー事件の余波で毒物混入事件が多発。
- ダイオキシンなど有毒物質に対する不安の高まり。
- 当時社会問題となった環境ホルモン。
1997年「倒」
- 北海道拓殖銀行、山一證券をはじめ、相次ぐ大型企業の倒産や銀行の破綻。
- サッカー日本代表が1998 FIFAワールドカップのアジア地区予選で強豪を倒してW杯初出場。
1996年「食」
- O157による集団食中毒の多発、それによる学校給食などへの影響。
- 税金や福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。
- 狂牛病の発生。
1995年「震」
- 阪神・淡路大震災発生。
- 東京都心の地下鉄でオウムによる事件が発生し、世界に震撼と衝撃を与えたこと。
- 金融機関の倒産などによる社会不安の拡大。