元号の決め方は?誰が決めてどういうルールがある?過去の一覧や由来についても

2019年4月1日で「平成」は終わり。新元号へと変わっていきます。

その「元号」ですが、誰が決めてどういうルールがあるのでしょうか?

過去の元号一覧とその由来や意味についても調べてみました。

元号の決め方は?

現代の元号の決め方は元号法というもので制定されています。

元号法というのは、元号(年号)について定められた法律の事です。

元号法の本則は、以下の2項のみで定められています。

  • 元号は、政令で定める。
  • 元号は、皇位の継承があった場合に限り改める。

政令というのは、

  • 日本国憲法第73条第6号に基づいて内閣が制定する命令。の事。

要するに、元号は天皇が変わる時に内閣が考えて決めるという事ですね。

そして、先述した元号法には附則という、本項では説明しきれない部分を定めた付随部分もあります。

  • 第1項:この法律は、公布の日から施行する。
  • 第2項:昭和の元号は、本則第一項の規定に基づき定められたものとする。

元号を決める時の具体的なルールは?

元号を決める時についての詳細は、「元号選定手続きについて」という文書で規定されています。

元号選定手続きについて(以下抜粋部分のみ)

1 候補名の考案

(1)内閣総理大臣は、高い見識を有するものを選び、これらの者に次の元号にふさわしい候補名の考案を委嘱する。

(2)候補名の考案を委嘱される者の数は、若干名とする。

(3)内閣総理大臣は、各考案者に対し、おおよそ2ないし5の候補名の提出を求めるものとする。

(4)考案者は、候補名の提出に当たり、各候補名の意味、典拠などの説明を付するものとする。

簡単に言えば、

  1. 内閣が賢い人達に新元号の案を委託
  2. 賢い人達が数個案を出す。
  3. 内閣に提出。説明。
  4. 内閣が決定する

という流れです。

そして、有識者達の新元号を考える基準と、提出された案の選考基準についてはこちら。

 

2 候補名の整理

(1)総理府総務長官は、考案者から提出された候補名について、検討し、及び整理し、その結果を内閣総理大臣に報告する。

(2)総理府総務長官は、候補名の検討及び整理に当たっては、次の事項に留意するものとする。

ア 国民の理想としてふさわしいような良い意味を持つものであること。

イ 漢字2字であること。

ウ 書きやすいこと。

エ 読みやすいこと。

オ これまでに元号またはおくり名として用いられたものではないこと。

カ 俗用されているものではないこと。

上記にある、総理府総務長官ですが、現在は「総理府」は2001年に「内閣府」に改編されています。

そのため、内閣官房長官が代わりになります(多分)

現在の内閣官房長官は、菅義偉さんであるため、

  • 菅さんが有識者から出された案を上記の「ア〜カ」の事項について整理
  • 阿部首相に報告。

という流れですね。

そして、選定について

3 原案の選定

(1)内閣総理大臣の指示により、内閣官房長官、総理府総務長官および内閣法制局長官による会議において、総理府総務長官により整理された候補名について精査し、新元号の原案として数個の案を選定する。

(2)全閣僚会議において、新元号の原案について協議する。また、内閣総理大臣は、新元号の原案について衆議院および参議院の議長及び副議長である者に連絡し、意見を伺う。


4 新元号の決定

閣議において、改元の政令を決定する。

出てきた案について、みんなで考えて、閣議で決定を下す!

という事ですね。

過去の元号の由来について

それでは、現在の平成・過去の元号の由来はどういった由来の元つけられたのでしょう。

平成の由来

『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経(偽古文尚書)』大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」からで「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味。

安岡正篤が考案。

平成は慶応改元の際にも候補に上がったが、2回目で採用。

昭和の由来

四書五経のひとつ書経尭典の「百姓昭明、協和萬邦」による。 国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う意味。 『書経』大禹謨(偽書)の「地平天成(地平かに天成る)」からで「内外、天地とも平和が達成される」という意味。

江戸時代にまったく同じ出典で、明和の元号が制定されている

大正の由来

易経より「『大』亨は以って『正』天の道なり」という言葉が由来。 意味は天が民の言葉を嘉納し、政が正しく行われる」というものです。

「大正」は過去に4回候補に上がったが、5回目で採用された。

明治の由来

五経の一つである易経より「聖人南面して天下を聴き、『明』に嚮ひて『治』む」という言葉からきています。 これには「聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治まる」という意味が込められています。 込められた意味は国民の平和と世界の共存・繁栄を願うものとなっています。

江戸時代だけで8回、計10回候補として勘案されているが、通算にして11度目にして採用


こうやって見てみると、結構意外なのですが明治や昭和などの色々とあった時代でも、国内の繁栄を基準とだけされているわけではなく、世界平和を基準に考えられているのがわかりますね。

そして、中国の古典からの由来である事。

ちなみに過去の元号一覧は、wikipediaを参照されてみてください。

過去の元号一覧

元号の由来に対する世間の反応

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